2026.01.24
床が冷たくならない家の条件とは
こんにちは、林です。
みなさん大寒波の中、いかかがお過ごしでしょうか?
私は先日、子供たちと雪犬をつくりました。
今回は床が冷たくならない家の条件をお話します。
「新築なのに床が冷たい」という話は、実は珍しくありません。
床が冷たく感じる家には、共通している点があります。
それは、家のどこかの断熱性能が足りず、冷えやすい場所が残っているということです。
屋根、壁、そして特に窓まわり。
こうした部分の断熱性能が十分でないと、そこで冷やされた空気が生まれます。
冷たい空気は、そのまま上にとどまることはなく、
ゆっくりと下へ下へと移動していきます。
その行き着く先が、足元です。
人は、頭が少し寒い状態よりも、
足元が冷えている状態のほうを不快に感じやすいと言われています。
だから、
-
エアコンは効いているはずなのに、足元だけ冷たい
-
上半身は暖かいのに、なんとなく落ち着かない
といった感覚が生まれやすくなります。
床が冷たい家というのは、
「床材の問題」というよりも、
断熱が弱い部分から生まれた冷えが、足元に集まっている家なのだと思います。
「床が冷たくならない家」に必要な3つの条件
条件① 各所の断熱性能を底上げし、冷たい場所をつくらない
「無垢の床なら冷たくないですか?」
こうした質問はとても多いです。
床材の違いが体感に影響するのは事実ですが、
それ以上に大切なのは、床以外も含めた断熱性能です。
屋根・壁・床・窓。
このどこかの断熱性能が弱いと、そこが“冷えの入口”になります。
冷たい場所がひとつでもあると、
そこで冷えた空気は下へ移動し、足元に影響が出てきます。
外の寒さを、家の中に伝えにくくする。
各所の断熱性能を底上げすることで、
床の温度も自然と安定してきます。
条件② 足元に冷えが集まらない空気の流れをつくる
床が冷たい家の多くは、上下の温度差が大きいです。
天井付近は暖かいのに、足元はひんやりする。
これは、人が最も不快を感じやすい状態のひとつです。
床下エアコンが機能するのも、
床下まで含めて断熱され、
冷気が入り込まず、
暖かい空気が家全体を穏やかに循環できるからです。
大切なのは、
「暖房を強くすること」ではなく、
冷えが足元に集まらない状態をつくること。
この視点が抜けると、
どんな設備を入れても、足元の冷たさは残りやすくなります。
条件③ 数値だけでなく「足元の感覚」で確かめる
断熱性能や気密性能の数値は、とても大切です。
ただ、それだけで床の快適さまで判断できるかというと、少し違います。
実際に立ってみる。
靴下を脱いで床に触れてみる。
朝やお風呂上がりの場面を想像してみる。
冷えは、まず足元に表れます。
だからこそ、足元の体感は、住まいの快適さを測るひとつの目安になると思います。
まとめ
床が冷たくならない家を考えるときは、
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各所の断熱性能をきちんと高め、冷たい場所をつくらないこと
-
冷えが足元に集まらない空気の流れをつくること
この2つを、まず押さえておくことが大切だと思います。
床材や設備の前に、
家全体をひとつの温熱環境として見る。
誰かの正解ではなく、
自分たちの体感を大切に考えていく。
その積み重ねが、
朝も、お風呂上がりも、
そして何気ない日常も、少しラクにしてくれるのではないでしょうか。