2026.07.05
収納スペースをコンパクトにできる理由
こんにちは、林です。
高性能住宅というと、「暖かい家」や「光熱費が抑えられる家」というイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。
もちろん、それも大きな魅力です。
でも実際に暮らしてみると、それ以上に感じる変化があります。
それは、「家の中の物が減る」ということです。
寒さをしのぐために当たり前だと思っていた物が、いつの間にか必要なくなっていきます。
その結果、収納の考え方や暮らし方まで変わっていくことがあります。
家づくりの打ち合わせをしていると、
「収納は多い方が安心ですよね。」
というお話になることがよくあります。
もちろん収納は大切です。
家族が増えたり、お子さんが成長したりすると、物も少しずつ増えていきます。
だから収納を計画することは、とても重要だと思います。
ただ、私が自宅を建てて暮らし始めてから感じたのは、
「収納が増えたこと」よりも、
「収納する物が減ったこと」の方が印象的でした。

以前は賃貸住宅に住んでいました。
冬になると、厚手のフリースを着て、
スリッパを履いて、
夜は毛布を何枚も重ね、
さらに分厚い布団で寝る。
足元には電気ヒーター。
それが当たり前の冬でした。
寒い家では、ごく普通の暮らしだったと思います。
でも、参建の家に住み始めると、その当たり前が少しずつ変わっていきました。
冬でも家全体の温度差が少ないので、
フリースを着込むことがほとんどありません。
床も冷たく感じにくいので、
スリッパを履かない日が増えました。
夜も毛布を何枚も重ねなくなり、
分厚い布団も必要なくなりました。
電気ヒーターも、
最初は「念のため」と残していましたが、
気が付けば何年も使わず、
結局処分することになりました。
もちろん、
「物を減らそう」
という意識があったわけではありません。
快適な住環境になったことで、
自然と役目を終えた物が増えていった。
そんな感覚です。
高性能住宅というと、
断熱性能や気密性能など、
どうしても数字に目が向きます。
もちろん、それらはとても大切です。
でも本当の価値は、
毎日の暮らしが少しずつ変わっていくことなのかもしれません。
「寒いから必要だった物」が減る。
たったそれだけのことですが、
実際に暮らしてみると、とても大きな変化でした。