2024.03.11
やっぱり窓の性能は大事なんだなあ…
こんにちは。水野です。
先日、東京にあるYKKAP 体感ショールームにお邪魔してきました。
※業者向けのショールームです。
YKKはもともとファスナーから始まった会社で(あなたが着ている服のファスナーもきっとYKK製)、
すべての部品を自社で作っているというすごい会社。
↑5万点にも及ぶ窓の部品もすべて自社工場で作っている
今回はそんなYKKAPのショールームでの体験をお伝えします。
撮影禁止の部分が多く、文字の多いブログになってしまいますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
さて、体感してきたのは、断熱性の違いによって快適さはどれぐらい違うのかということです。
外部が同じ温度で冷やされた5つの部屋A~Eがあり、
A 断熱等級2の部屋(UA値1.67/単板ガラスのアルミサッシ)
B 断熱等級4の部屋(UA値0.71/Low-e複層ガラスのアルミサッシ)
C 断熱等級5の部屋(UA値0.5/Low-e複層ガラス(ガス入)アルミ樹脂複合窓)
D 断熱等級6の部屋(UA値0.46/Low-e複層ガラス(ガス入)樹脂窓)
E 断熱等級7の部屋(UA値0.26/ダブルLow-eガラス(ガス入)トリプル樹脂窓)
となっており、
室内はエアコンで暖房(同じ設定温度)をかけているという状況。
窓の仕様は結構細かくて複雑なので、またの機会にブログでご説明したいと思いますが、
要するにAからEに行くにつれどんどん断熱性能の良い部屋&断熱性能の良い窓になっています。
体験した結論から言うと、Eに向かっていけばいくほど、本当にわかりやすく快適になっていきました。
【Aの部屋】
Aの部屋は少し古い家とかで全然あり得る性能で、
実際私は賃貸マンションに住んでいるのですが、似たような感じの環境でした。
暖房はかかっていて一見あたたかいので、
この環境に慣れている方は寒さを感じずに生活されているのかもなあとも思ったり。
窓の近くに立つとヒヤッとした空気を感じ、床からの冷気も感じる、明らかに不快でした。
窓にも結露がちらほら。
となりにある無暖房の部屋はとても寒かったです。
【CとDの部屋の比較】
ここで面白かったのが、CとDの部屋の比較。
CとDは断熱材は同じで、窓のみ性能が違うものを入れています。
窓のそばに立った時の違いはもちろんですが、床と天井の温度差も、性能がいい窓が入っているDの部屋の方が少ないという事実がありました。
床と天井の温度差が大きいほど不快に感じやすいようで、Dの部屋の方が心地よいのを体感しました。
Cの部屋はUA値0.5、Dの部屋はUA値0.46なので、
窓が違うだけで断熱の数値的にもアップするし、体感としても快適になることがわかりました。
ちなみに、暖房を夜にとめて、朝つけるときのエアコンの消費電力と室温のグラフも見せていただきました。
Aの消費電力は常に全力で動いているのでずっと高く、エアコンを消してからの室温の下がり方が早い。
一方DやEの部屋になると、エアコンを消してからの室温も下がりづらく、消費電力もゼロに近い部分で推移していました。
電気代が高いこのご時世、いかに省エネで快適に過ごせるかが本当に大事ですよね。。
改めて窓の性能の重要性を実感しました。
ちなみに参建の仕様はこの部屋でいうとDとEの間ぐらい。
窓は基本的にYKKAPさんのものを使用しています。
性能と費用のバランスで、より最適な提案をしていけたらと思います。
↑防犯についてのコーナー
↑防音性についてのコーナー
↑新商品を試す私
こんな感じでいろんな展示もあり、知識もかなり深まりました。
窓の性能は大事だ!!ということが伝わっていたらいいな…
ちなみに参建の断熱性能はモデルハウスで体感できます。
このショールームのように比較はできないけど、Aのような部屋に住んでいる方なんかは特にモデルハウスに体感しに来てほしいです。
新築をご検討の方も断熱リノベをご検討の方もぜひ!