2024.08.05
注文住宅の空気測定を行いました!
こんにちは、市川です。
林のブログにもありますが先日、お引渡し前の現場にて空気測定を行いました。
また、その結果をもとに空気環境改善研究所の石坂様に勉強会を開いて頂きました!
そちらを詳しく解説していきたいと思います。
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1.重要な空気環境
2.シックハウスがうまれた経緯
3.現代のシックハウスの危険性
4.参建の家での測定結果
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1.重要な空気環境
◎人は1日約20キロの空気を吸っている
◎体重あたりの空気の吸引量→子供は大人の2倍になる
◎経皮呼吸と経気呼吸は肝臓を経由しないため影響が大きい
→大きな物質 花粉等は鼻毛がキャッチしてくれたりしているがそれよりも小さい物質は。。
毎日当たり前に吸っている空気ですが、そこにからだに危険な物資が混ざっていると体調が悪くなるのは周知の事実ですよね。
学校でも勉強した四日市ぜんそくや、中国の排気ガス問題など。
においや色でわかれば対策はすると思いますが、微量の有害物質だとあまり気づかずに毎日からだに蓄積していくことに。花粉症と一緒である日突然からだに異変が起きます。
それがシックハウスやアトピー、喘息です。
参建の創業当時の一番の想いが「シックハウスにならない住まい」です。
せっかく建てた家で体を壊しては意味がない、健康で快適な住まいを造ることを企業理念としています。
2.シックハウスがうまれた経緯
高度経済成長期に大量生産できる安価な家具や建材などが普及。そのころの住宅が隙間だらけで特に健康被害等あまり問題にならず。
その後1990年代後半に住宅の省エネ化が進み、高気密高断熱住宅がはじまる。
→有害物質が室内に滞留することによってシックハウスが社会問題に。
2003年にシックハウス症候群を予防することを目的に24時間換気が建築基準法で義務づけられる。
→シックハウス対策の規制を受ける化学物質
・クロルピリホス(使用禁止)及びホルムアルデヒド(規制:含まれる量によって規制される。)
ホルムアルデヒドは使用禁止ではなく、微量なら入っていても許可します、というものです。
F☆☆☆☆(フォースター)なんて表示を見た方もいると思いますが、あれがホルムアルデヒド入っているけど使ってOKという表示になります。
なのでホルムアルデヒドが入っている建材って今でもたくさんあるんですよね。
3.現代のシックハウスの危険性
現在シックハウスかな?と思われる場合に検査するのは上記の物質のみ。
現在はこれに代わる新しい化学物質がたくさん使用されており、代替物質(上記の物質に変わる)にてシックハウスを引き起こす人がいる。→検査しても上記物質が出てこないため問題なし、とされています。
また、さらに住宅の高気密高断熱化が進んでいるのでより室内の空気の濃度が高まりやすくなっている。
→より建材でなにを使うか、が大事になっている。
4.参建の家での測定結果
6月お引渡しのお住まいにて計測
◎仕様◎
UA値0.41 C値 0.2
無垢床
和紙クロス、一部ビニールクロス
建具 パナソニック
空気を収集します。
空気環境改善研究所様にて空気を見える化。
結果
TVOC濃度: 6100 μg/m³
トルエン濃度: <20 μg/m³ 下限値以下(指針値: 260 μg/m³)
キシレン濃度: <20 μg/m³ 下限値以下
エチルベンゼン濃度: <300μg/m³ 下限値以下
スチレン濃度: <20 μg/m³ 下限値以下
バラジクロロベンゼン濃度: <20 μg/m³ 下限値以下
テトラドカン濃度: <20 μg/m³ 下限値以下
有害な物質はほぼ含まれず。
室内から検出された物質は以下でした。
TVOCを構成する上位5成分 α-ピネン・D-リモネン・3-カレン・β-ピネン・2.2ジメチルデカン
参建の家の空気はお引渡し時で木材由来の成分がほぼ占めいていました。
一番多いα-ピネンは檜や杉、松に多く含まれる物質でリラックス効果や抗菌作用や抗炎症作用、免疫力向上などがあるとのことです!
ただ少し出来立てほやほやで含有量が多め、とのことでした。
大体の住宅が1か月をすぎると有害物質等も抜け、5カ月たてば安心、とのことでした。
すこしでもからだにやさしく、快適に住めるよう、参建はこれからも自然素材にこだわった家づくりを続けていきます!
参照:空気環境改善研究所
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