2024.08.22
【リフォームと耐震】我が家は地震に耐えられる?
今日は参建の橋口です。
今回はリフォーム/リノベーションを検討するにあたって押さえておくべき「耐震」をお伝えします。
1. 我が家は大丈夫?耐震基準と対策
2. 無料の耐震診断を受けよう
3. リノベをするなら早めが吉?4号特例とは
1. 我が家は大丈夫?耐震基準と対策
大きな地震があるたびに耐震基準は改正されています。
耐震基準は下記のように3つの年代に分けられます。
ご自身のお住まいがどこに当てはまるか確認してみましょう。
① 旧耐震基準 1980年以前の住宅
・壁の量が少ない
・基礎は無筋(※コンクリートの中に鉄筋が入っていない)が多い
・建物の構造に金物を使用していない
→基礎の補強、金物補強、耐力壁の増強が必須です。
② 新耐震基準 1981年~1999年の住宅
・壁の量は多い
・基礎は無筋が多い
・建物の構造に金物を使用していない
→基礎の補強、金物補強が必須です。
構造計算次第で耐力壁の増強も必要となる場合があります。
③ 2000年基準 2000年~現在の住宅
・壁の量は多い
・基礎は鉄筋コンクリートが義務化
・金物の使用が義務化
→構造ェックの合否で補強の要不要が決まります。
補強費用は少なくて済みます。
構造のほかに確認が必要なのが、土台や柱等の構造材のシロアリ被害、腐朽です。
タイルの浴室周りは特に多く出ます。
土台、柱の取り換えが必要になる場合があります。
このように築年数や建物の状態に応じた対策で、耐震性を高めることができます。
2. 無料の耐震診断を受けよう
築年数が古いお家に住まわれている場合は、地震が来たときを想像すると不安になりますよね。
実は対象となる住宅は無料で耐震診断を受けることができます。
(参考)愛知県春日井市の無料耐震診断
無料で耐震診断を受けられるのは、
昭和56年5月31日以前に着工された住宅であること、
木造2階建て以下の軸組工法であることなどの条件があります。
細かな条件はお住まいの市区町村に問い合わせてみることをおすすめします。
耐震診断を受けるとこのような診断書がもらえます。
判定値(赤丸)が0.7未満で「倒壊する可能性が高い」ということになります。
旧耐震基準の住宅ですと、0.7未満になることが多いです。
リフォームやリノベを検討されている方は、
まずはお住まいの耐震の状況を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。
3. リノベをするなら早めが吉?4号特例とは
4号特例をご存じでしょうか。
2025年4月から、大規模な修繕や模様替えに、今までは不要だった確認申請が必要になります。
(参考)
国土交通省:「2025年4月(予定)から4号特例が変わります」
参建ブログ:4号特例とは?
木造2階建て、木造平屋建て200㎡超の建物が対象となります。
・確認申請書・図書
・構造関係規定等の図書
・省エネ関連の図書
の提出が必要になり、これには時間と費用がかかります。
耐震リノベーションをお考えの方はお早めにご計画されることをお勧めします。
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次回は【リフォームと断熱】壁編です!
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