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2026.02.23

工務店とハウスメーカーどっちがいい?

こんにちは、林です。

家づくりのご相談を受けていると、よくこんな言葉をいただきます。

「大手と工務店、正直どちらがいいのか分からなくて…」

住宅展示場を何社も回られ、
パンフレットもたくさん集め、
ご夫婦で何度も話し合って。

それでも決めきれない。

それはきっと、
どちらも“間違いではない”からだと思うのです。

今日は、大手と工務店の違いについて、
できるだけフラットな視点でお話ししてみたいと思います。

 

なぜ大手と工務店で迷うのか

まず最初にお伝えしたいのは、
これは「優劣」の話ではないということです。

大手には大手の強みがあります。
実績、ブランド、安心感。
展示場で見る完成度の高さも魅力です。

一方で工務店には、
顔の見える距離感や、
柔軟な対応力があります。

迷われる方の多くは、
価格や性能で悩んでいるようで、
実は「価値観」で迷っているように感じます。

どんな家に住みたいのか。
どんな人と家づくりをしたいのか。

そこが整理できると、
自然と答えが見えてくることもあるのではないでしょうか。

 

建材の考え方の違い

あるお客様が、こんなことをおっしゃっていました。

「大手を何社か見たんですが、どれも同じように見えてしまって…」

もちろん、それは悪い意味ではありません。

大手は自社工場で生産された規格建材を使うことが多く、
品質は均一で、安定しています。

工場でつくられた部材は、
寸法も精度も整っていて、
施工効率も良い。

その合理性は、企業として当然の選択だと思います。

ただ、
手づくりの建材や、
現場で一つひとつ加工する造作は、
どうしても少なくなります。

私たちの場合は、
無垢材を一本ずつ選び、
家具も現場でつくります。

同じ間取りでも、
木目は一つとして同じものはありません。

それを「ムラ」と感じるか、
「味わい」と感じるか。

ここも価値観の分かれ道かもしれません。

 

誰が設計するのか

もう一つ、意外と見落とされがちなのが、
「誰が設計しているのか」という点です。

大手では、
営業担当が窓口となり、
間取り提案まで行うケースもあります。

もちろん、知識のある営業の方も多いです。

ただ、
設計者と直接話す機会が限られることもあります。

私たちは、
設計者が最初からお話を伺います。

なぜそこまでこだわるのかというと、
家づくりは図面づくりではなく、
暮らしづくりだと思っているからです。

「広いリビングがほしい」

その言葉の裏には、
家族でどんな時間を過ごしたいのか、
どんな思い出を重ねたいのか、
そんな背景があります。

その奥まで聞けるかどうかで、
間取りは変わってきます。

図面は同じでも、
住み心地は違う。

それは完成してから、
じわじわと感じる部分かもしれません。

 

費用の構造

「やっぱり大手は高いですよね?」

率直にそう聞かれることもあります。

総額としては、
上がりやすい傾向はあると思います。

展示場の維持費、
テレビCMや広告費、
人件費やブランドコスト。

それらが価格に含まれています。

それが悪いわけではありません。

安心や知名度に価値を感じる方にとっては、
必要な費用とも言えるでしょう。

私たちは、
施工エリアを車で1時間圏内に限定し、
広告も最小限にしています。

その分を、
断熱性能や自然素材に回したいと考えています。

価格の違いは、
利益率の違いというより、
構造の違い。

そう捉えると、
少し見え方が変わるかもしれません。

 

まとめ|大手と工務店の本当の違い

大手と工務店の違いは、

・建材の考え方
・設計の体制
・費用の構造

このあたりに表れてきます。

でも一番の違いは、
「家を商品と考えるか」
「家を一緒につくるものと考えるか」

その思想なのかもしれません。

どちらを選んでも、
正解はあります。

ただ、
後悔のない選択にするためには、
価格や性能だけでなく、

「誰と、どんな距離感で、家づくりをするか」

そこまで考えてみることを、
私はおすすめしています。

迷われている今は、
真剣に向き合っている証拠です。

焦らず、
ご家族にとっての“心地よい選択”を、
見つけていただけたら嬉しいです。

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