2026.04.02
中東情勢と建築費用の関係について
こんにちは、林です。
今回はコラムというよりも、現状の共有としてお伝えさせていただきます。
建築業界には以下の2つが大きく影響してきます。
・原油や天然ガスの価格上昇
・物流の混乱
家づくりは多くの材料と工程で成り立っているため
こうした外部の変化が重なることで建築費用や工期に影響が出てきます。
断熱材や石油由来建材の影響
現在、断熱材の価格は
おおよそ40%程度上昇しています。
断熱材はすべての住宅に使われる材料であり、
住まいの快適性に直結する部分です。
また、断熱材以外にも、
・塩ビ管や雨どいなどの配管材
・樹脂サッシ
・塗料や接着剤、防水材
といった石油由来の建材にも
影響が広がっています。
原油価格の変動は、これらの製品の価格や供給に
直接影響するためです。
製造コストと資材価格の上昇
建築資材の中には、
製造時に多くのエネルギーを使うものがあります。
例えば、
・鉄鋼(鉄骨や鉄筋)
・セメントやコンクリート
・ガラスやアルミ
などです。
これらは燃料費や電力の影響を受けやすく、
エネルギー価格が上がると、
製造コストが増加し、
資材価格に反映されていきます。
結果として、
建築全体のコストにも影響が出てきます。
物流コストと納期への影響
建築資材は重くかさばるため
輸送コストの影響を受けやすい特徴があります。
国内では燃料費の上昇により配送コストが増加し、
海外では、
航路の変更や運賃の上昇によって、
・納期の遅れ
・輸送コストの増加
といった影響が出る可能性があります。
特に一部の部材が遅れると、
全体の工程に影響が出ることもあります。
為替と輸入資材への影響
日本はエネルギーの多くを輸入に頼っているため、
原油価格の上昇は
為替にも影響を与えることがあります。
円安が進むと、
・輸入木材
・住宅設備機器
・金属資材
といった建材の価格も上がりやすくなります。
建築は海外との関係も深いため、
こうした影響も無視できません。
現場で起こりうること
これらの要因が重なることで、
・見積もりと実際の価格の差
・工事費の増加
・着工や完成時期の遅れ
といったことが起こる可能性があります。
一つの部材が不足するだけでも、
全体に影響が出ることがあるため、現場では慎重な対応が求められます。
今後の動きによっては、さらに影響が広がる可能性もあります。
引き続き、状況に変化があれば共有していきます。