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2026.05.09

漆喰と無垢材

こんにちは、林です。

家づくりのご相談をいただく中で、
「漆喰って実際どうなんですか?」
というご質問をいただくことがあります。

もちろん、
調湿効果や消臭性など、
機能面としてお伝えできることはあります。

ただ、
正直なところ…。

漆喰や無垢材の良さって、
最後は“空気感”なんですよね。

モデルハウスに入った瞬間に、
「なんだか落ち着きますね」
「空気が違う気がします」
と言われることがあります。

それは、
香りなのか、
湿度感なのか、
光の柔らかさなのか。

一つでは説明できないのですが、
自然と深呼吸したくなる感覚があります。

参建では、
高断熱・高気密の性能を大切にしています。

ただ、
性能だけを高めれば、
必ず心地よい家になるわけではありません。

高気密な家ほど、
実は“空気質”の影響を強く受けます。

だからこそ、
「何で囲まれて暮らすか」
が大切だと思っています。

漆喰や無垢材には、
湿気を吸ったり吐いたりする調湿性があります。

梅雨時期にはサラッと感じやすく、
冬は過乾燥を和らげてくれることがあります。

もちろん、
素材だけですべてが解決するわけではありません。

断熱性能や換気計画、
空気の流れも重要です。

でも、
機械だけに頼るのではなく、
素材そのものが快適さを支えてくれる。

そこに自然素材の魅力があると思っています。

また、
漆喰や無垢材は、
結露やカビのリスクを抑える“下支え”
にもなってくれます。

湿気が一箇所に溜まりにくくなることで、
空気環境が安定しやすくなるんですよね。

以前、
お客様から
「家に帰るとホッとする」
と言っていただいたことがあります。

私は、
この言葉がとても印象に残っています。

暖かさや省エネ性も大切ですが、
“帰りたくなる空気”
も同じくらい大切なのではないでしょうか。

無垢材の香りや、
漆喰の柔らかな空気感は、
毎日の暮らしにじわっと馴染んでいきます。

しかも自然素材は、
年月とともに味わいが増していきます。

8年、9年経ったお家でも、
「まだ木の香りがしますね」
と言われることがあるくらいです。

家づくりって、
見た目や性能だけではなく、
毎日どんな空気の中で暮らすか、
なのかもしれません。

だからこそ、
もし気になる方は、
ぜひ一度、
実際の空気感を体感してみてください。

言葉だけでは伝わりきらない心地よさが、
そこにはあると思います。

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