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2026.07.17

高性能住宅に住むと必要なくなるもの

こんにちは、林です。

家づくりのお打ち合わせをしていると、

「収納はたくさん欲しいです。」

というご要望をいただくことがよくあります。

もちろん収納は大切です。

ですが、最近ふと思うことがあります。

それは、高性能住宅に住むと、そもそも家の中に置く物が減っていく。

ということです。

今日は、高性能住宅に住み始めて「いらなくなったもの」についてお話ししたいと思います。

高性能住宅に住んで、使わなくなったもの

まず思い浮かぶのは、冬に活躍していた暖房器具です。

・石油ファンヒーター
・電気ストーブ
・こたつ

高断熱・高気密の家では、家全体の温度差が少なくなるため、

部屋ごとに暖房器具を置く必要がなくなるご家庭が多くあります。

また、

・スリッパ
・厚手の靴下
・毛布

これらも使わなくなったというお声をよくいただきます。

実際に私の家でも、冬でも裸足で過ごしています。

暖かさは数値だけではなかなか伝わりませんが、

「スリッパを履かなくなった。」

この一言のほうが暮らしの変化を想像しやすいのではないでしょうか。

 捨てたのは物だけではありません

変わるのは物だけではありません。

朝起きて窓の結露を拭くこと。

寒い廊下を急いで歩くこと。

暖房代を気にして我慢すること。

そんな毎日の小さなストレスも、少しずつ減っていきます。

性能の良い家は、生活を劇的に変えるというより、

日々の「ちょっとした不便」が積み重なってなくなっていく。

そんな家なのだと思います。

物が減ると、収納まで変わる

実は、ここが意外と大きなポイントです。

暖房器具や季節家電が減ると、それらをしまう場所も必要なくなります。

ファンヒーター。

電気ストーブ。

こたつ。

もちろん生活スタイルによって必要な物は違いますが

高性能住宅では台数が減ったり、小さな物で十分になったりするケースがあります。

すると、大きな納戸や押入れがなくても困らない暮らしになります。

収納は「多ければ安心」と思われがちですが、

本当に必要なのは、

物が増えても困らない家ではなく、物が増えにくい暮らし。

なのかもしれません。

収納が減らせれば、その分リビングを広くしたり

ご家族が過ごす場所に面積を使ったりすることもできます。

これは間取りを考えるうえでも、大きなメリットになると思います。

暮らしが変われば、家の考え方も変わる

性能は、UA値やC値といった数字で表すこともできます。

もちろん、それも大切です。

ですが、本当に実感するのは、

「スリッパがいらなくなった。」

「暖房器具をしまったままになった。」

「収納に余裕ができた。」

そんな毎日の小さな変化です。

数字の先にある暮らしまで想像しながら家づくりができると

完成したあともきっと満足度の高い住まいになるのではないでしょうか。

家づくりは、部屋や設備を増やすことだけではありません。

暮らしの中で「なくても困らないもの」が増えていくことも、一つの豊かさなのかもしれません。

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